こんにちは、ぐちまるです🐤
夜逃げしてから3か月ほどたった頃、離婚も成立して母の仕事も決まっていろいろ落ち着いてきた。
この間ずっと叔父叔母の家に滞在していたが、ようやく私たち家族が住む場所も決まったらしい。
当時は「新しい家が決まった~!」と自分たちのだけの城を手に入れたようで嬉しかった!
けど、、、新しい家はとてつもないボロアパートでした(笑)
まず、
・家を出たらすぐドブ川(夏は蚊が大量発生)
・室内の壁は昔ながらの左官屋さんが仕上げる綿壁(指でほじくると壁が崩れてくる)
・トイレはぼっとん便所(排泄物を溜め置くタイプ。水洗トイレ主流となる前の昭和のトイレ。)
・窓枠は木でできていて隙間風が入ってくる。
・半畳分の浴槽しかない、激せま浴室。
平成の時代によく見つけたな!ってくらいのボロアパート(笑)
家賃は3万円くらいだったと思います。
ただ当時母が就職できたのは工場の作業員で収入も少なく、女手一つで子供二人を育てるには十分だったと思う。
さぁ!いよいよ家族3人で新しい生活が始まる✨
期待とは裏腹に、ここから母はどんどんヒステリックになっていき、私たちの暮らしはカオスになっていくのです。
今の時代は女性でも稼げる時代になったが、当時は女性が稼げる手段は少なかったと思う。
当時の母は資格も持っていないし、事務の経験もなかった。働き口自体少なかっただろう。
そんな中で見つけた工場の仕事。平日17時まで働いて月収8万円くらいだったんじゃないかな?
至極ギリギリの生活。
この頃のぐちまるは母が大好きだった。というか唯一の保護者、この世に守ってくれる人は母しかいないと思っていた。だから「もし母が死んだら、、、」と考えては恐怖でしょっちゅう泣いていた。絶対に母を失えないと思っていた。
ある時、母は胃潰瘍になり入院しました。原因はストレスだった。
父との離婚、お金の心配、子育てに家事、仕事、とてつもないストレスだったと思う。
母が入院して気が気じゃなかった。
母の回復のためには鉄分が必要だと聞いて、なけなしのお小遣いでほうれん草を買った。
当時はひとりでスーパーで買い物するのも勇気がいるし、自分で考えて母のために行動できた事と貴重なお小遣いを使った事もぐちまるにとってはデカかった。
そんな訳ないのに「これで母を救えた!」と謎の達成感さえ感じていた(笑)
無事に回復し退院するのだが、それから母はそれまで以上に怒りっぽくなった。
ぐちまる達の重苦しい生活が始まります。
次回、そんな母について書いてみようと思います。
ぐちまるがアダルトチルドレンとなった主な要因は、いつ爆発するか分からない母との生活だと感じています。
少しヘビー回になるかもしれませんが、、、お楽しみに。
つづく