こんにちは、ぐちまるです🐤
今回は父が死んだときの話を書いていきます。
以前にも書きましたが、父はアルコール依存症でお酒が原因の病気を患っていました。
医師からは「あと一滴でも飲んだら死にますよ!」とまで脅されていましたが、お酒を辞めることが出来なかったのだ。
ぐちまるが小学4年生になる前の春休み、その知らせは突然だった。
夕飯後、布団を敷いて寝支度をしていたときに電話が鳴った。
母が電話に出て、電話口の人に挨拶のあとしばらく沈黙がつづいた。
「え、あの人が、、、うそぉ、、、」と言葉を詰まらせながら母が急に泣き出した。
ぐちまるは電話口の声は聞こえなかったものの、母の様子からすぐ「あ、父が死んだんだ」と悟った。
まだ電話を切っていない母の膝元へ行って一緒に泣いた。
そして、次の日には父の自宅へ向かった。
久しぶりに帰る家、そこには父方の祖父と祖母が待っていて数年ぶりに会えて少し嬉しかった。
家に入ると父の遺体は居間に置かれた大きな木箱の中に横たわっていた。
目と口は接着剤でがっちりと閉じられていて、鼻と耳の穴には綿が詰められていた。
肌は青白く蝋みたい、以前よりだいぶほっそりしていて記憶にある父の姿よりずっと弱々しかった。
こんな姿になってしまった父を前に涙が止まらなかった。
父の顔を拝んだあと、そのまま火葬場へ向かった。
この時まで火葬と言うものを知らなくて、体が燃やされるなんてとても恐ろしかった。。。
もくもく立ちあがる煙を見て父の体がバーベキューのように燃えるのを想像してしまい、父が可哀そうで、怖かった。
火葬が終わり出てきた父の骨は真っ白できれいな形を保っていた。
想像していたバーベキュー感は全くなく、きれいなものでひと安心(笑)
そのあと親族で骨拾いをするんだけど、火葬場の人がきれいな形を保った父の頭蓋骨をお箸でぐしゃっと潰したのが衝撃的で忘れられない。。。今でもあれは普通のことなのか謎です。。。
一通りの段取りが終わり、私たちは父の骨を骨壺に入れて持ち帰りました。
(後から分かったのだけど、この時火葬はしたもののいわゆるお葬式はしなかった。この話にはまた続きがあるので次回書きます!)
少し話を戻して、、、父の遺体が発見されたときに遡ります。
発見したのは当時父が勤めていた運送会社の社長と同僚。
3日間も無断欠勤する父を心配して自宅へ様子を見に来てくれたらしい。
チャイムを鳴らしても応答はなく、庭に周りんで中の様子を見ると父が倒れているのが見えた。
しかし玄関には鍵がかかっていたため警察を呼んで事情を説明し鍵をこじ開けてもらったそうです。
そして居間で倒れている父の死亡が確認された。
血を吐いていたそうです。
その時すでに亡くなってからしばらく時間が経っていて死後硬直し、腐敗も始まっていたとの事です。
だから死に化粧が厚塗りで目や口が接着剤で無理に閉じられていたそうです。
確かに酒乱で粗暴な父だったけど、私にとっては半分いい父でもあった。
こんな最後はあまりにも残念。。。
苦しかっただろうな、痛かったろうな、心細かったろうな、命が途切れたあとも誰かが見つけてくれるのをただただひとり待っていたかと思うと、今でも胸が締め付けられます。。。
さて父の死に直面したぐちまる達ファミリーは今後どうなっていくのか?
このあと母は異次元のベクトルへ向かっていくことに、、、
それでは次回、母呪われる⁉(笑)
お楽しみに。
つづく