非行少女ぐちまる ♯8

AC養成期(子供時代)

こんにちは、ぐちまるです🐤

前回、母の怒りは“理不尽”と気がついてから反抗心を募らせていくぐちまる。

この時小学3年生!

人一倍愛情に飢えているハズなのに、

そもそも愛情を受け取る、愛情を示すという事を知らなかったぐちまる。

一番欲しかった“母の愛情”をもらえないから、何かを得ようともがいた結果、

愛情とよく似た“承認”を得ようとするようになっていったんだと思います。

でも幼いぐちまる、考えが足りない。。。

承認される = いち目置かれる = 恐れられる😎

こういう風に勘違いしたのだ。(ほんとに考えが足りない…(笑))

普段ぐちまるは母から恐怖で支配されていたので、幼いぐちまるも自然とその方法しか思いつかなかったのかもしれない。

この頃からちょっとヤンチャで派手目なお友達と付き合うようになっていった。

万引きや自転車窃盗、たばこなど、ひとあし先にグレていた姉の影響もあり非行っぽい事を手あたり次第やった。

気に入らない子を仲間外れにしたり、クラスの男子と口喧嘩したり、つかみ合いのケンカなどもした。

母に似てか口調もとっても悪く、すっごく生意気な小学生だったな。。。

その甲斐あってか(…?)周りにはちょっと“悪い子”として見られるようになっていった。

しかし神様は見ているもので、、、

ある日、学校の校内放送でぐちまると友人が校長室へ呼び出された。

みんながざわざわしている。ぐちまるはその様子がちょっと誇らしかったんだ。校内放送によって「ぐちまるが何か悪い事をした」とみんなに知れ渡ったからだ。

この時はまだ“悪い事をしたら一目置かれる”と信じていたからね。。。

そして校長室についた途端、誇らしかった気持ちから、急に張り詰めた緊張感へと変わった。

何を怒られるんだろう、どんな制裁が待ち受けているんだろう。。。

呼び出された原因はスーパーでの万引きでした。

ぐちまる達が万引きするところを見かけた同級生の親御さんが学校に報告したのだ。

校長先生と担任の先生からは強く注意をうけ、スーパーへ謝罪しに行くように言われた。

こういう時の母はあまり怒らない。「しょーもない事したな、自分で謝ってきー。もうしーなや。」と諭しただけだった。

万引きが犯罪である事も分かっていたし、バレてしまった今「もう二度としませんよー」と居直った様子だった。正直、悪い事をして目立つことが目的のひとつだったので、先生や親から注意されることに関してはそこまで食らっていなかった。(生意気w)

しかし、万引きをしたスーパーへ謝罪へ行くとき、心底怖くなった。

親や先生以外の大人から怒られる経験はほとんどなかったから、今まで経験した事のない社会からの制裁がどんなものかとビビり倒していた。

実際にはスーパーの店長さんからは「二度とこんなことはするんじゃないよ」と注意を受けただけで、母がするように怒鳴って脅されるようなことは無かった。

とは言え、他人に迷惑をかけてしまった事の重大さを身をもって感じた。

その後はしばらく悪夢を見るようになってしまった。

黒づくめの大男に追いかけられたり、転がってくる大きな玉から逃げたり。

強く後悔していたことが分かる。この頃から他人に迷惑をかけるような悪事を自然と控えるようになり、ピアス、ルーズソックス、ちょびっとお化粧などをして見た目を派手にして「一目置かれる」路線に変わっていった。

学年も上がっていきカーストの一軍メンバーとして目立っていく一方で、いじめられている同級生を助けたり、間違った事は間違っていると声を上げたり、と“理不尽”に立ち向かう正義感みたいな物をもつようにもなっていた。

自分自身がそれまでに味わってきた“痛み”や“悲しみ”、“恐怖”、“孤独感”、“葛藤”など「負の感情」に関しては敏感に感じとる事ができたんですね。だからそういう人を見つける事ができた。

これを正義感と呼ぶのが正しいのか分かりませんが「救われなかった自分の代わりに他人を救う」みたいな事はこの頃からはじまり、大人になった今でも続いているように思います。。。(とっても疲れちゃうんですけどね💦)

さて、人に「認められたい」という気持ちが変な方向へ向かってしまい、それなりに悪目立ちできたぐちまるでしたが、小学校の卒業が近づいてきた頃、中学の怖い先輩にぐちまるが目をつけられているという情報を耳にした。

愛情に変わる何かを求めていただけで、根本は超絶ビビりなぐちまる!それを聞いて光の速さで大人しくなります(笑)スンッ。

小学校卒業と共に、ちびっこヤンキーも無事に卒業🌸(笑)

次回は父が亡くなった時のお話を書いていきます。

亡くなった後の顛末がちょっぴり切なく、書いていて涙が止まりませんでした。

それではお楽しみに!

つづく

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