こんにちは、ぐちまるです🐤
前回父の霊に憑りつかれた母は、無事にお祓いを受け一件落着~っ!
「チャンチャン」と締めたいところですが、、、
母はここからスピリチュアルな世界にどっぷりはまっていくのです。。。
お祓いを受けたあと、母の霊感が強くなったと言います。
実際に霊は見えないが、霊が近くにいると背中が痛くなりゲップが出るようになる。
そう、彼女は特別(?)な力を手に入れたのです(笑)
お祓い氏さんを神のように崇め、よく事務所へ通うようになります。
私も一度だけ連れていかれたことがある。
その人は霊が人間と同じように視えると言います。「ほら、そこの電信柱のところに頭が半分ない人がいるよ」と教えてくれたり、「ぐちまるには守護霊と天使がついてるよ」と教えてくれたことも。
当時のぐちまるも目に見えない世界に興味津々だった。
母がそこの事務所に通い出してしばらくしてから、母はいろんな物を買って帰ってくるようになった。
ある日には50万円くらいのオゾン発生器を買って帰ってきた。
「これはな、空気清浄もできるし野菜とかもきれいになるし、これでお風呂のお湯もきれいになるねん。」
また別の日には40万円くらいの敷布団を買って帰ってきた。
「これはな、電気が通ってて一晩寝たら疲れが取れるねん。」
そして別の日には
「これはな、○○っていう神様のお守りで、△△から守ってくれるねん、ほんでこっちは頭がよくなるお札。」といろいろ説明してくれる。
日に日にお札やらお守りなどが増えていく。
この頃からだろう、母が新興宗教に入信したのは。
当時は嬉しそうにしている母を見てぐちまるも嬉しかった。
帰ってくる母がいつも機嫌がよかったからだ。
仕事はしていなかったけど、宗教内でもポジションがあったようで、毎日出かける目的ができてハリのある生活ができていたんだと思います。
でもそれも長く続かなかった。
ぐちまるが1~2年経った頃、母は出かける頻度が減り家にいる事が増えた。
学校から家に帰ると玄関までドカドカと母がやってきて、
「チッ、またいらんもん(霊)連れて帰ってきてぇ!もぅっ」
と言いながら、私の背中や肩を叩いてくる。
一度玄関の外に追い出され頭から塩をふられる。
「あんたらは気楽でええなぁ、私の苦労もなんも知らんで!」
という具合に毎日帰るたび嫌味を吐かれる。
また機嫌が悪い日が増えてきたのだ。
そう母の機嫌が悪いと長い。一日中ぐちぐちと文句を垂れる。
こっちが反応しなくても延々と話し続ける。
たまに「聞いてんかゴラァ」と言われて反応を求められる。
そこまで来たらもう終わりだ。怒りの矛先が全力で私たちに向く。そこからさらにヒートアップして終わらない。私たちが傷つく様子が見たいのか。
母は益々こじらせていった。
恐らく、この頃から父の保険金も底が見えてきたのかもしれない。私たちの児童手当が無くなったり、お金の心配がよぎるようになってきたんだと思います。
宗教に使えるお金も減ってきたんだろう。使えるお金が減ってきたから、宗教へ出向く機会も減ってきたんだろう。
あと宗教内での人間関係が上手くいってなかったのだと思う。よくメンバーの文句を言うようになっていたから。
母のタイプは「さばさばしていて良いものは良い、悪いものは悪いとはっきり言う」タイプと言えば聞こえは良いが、実際のところは劣等感の塊で承認欲求オバケなのだ。取れるマウントは全部取りにいくタイプ。
こういうタイプは人より優位性を感じて安心したいため、相手を下げて話したり、相手の意見の反対意見を取るようになる。
相手のバッググラウンドを無視して「自分の方が苦労してきたし自分の考えは常に正しい」と言わんばかりの強い話し方をする事もあった。対人関係に軋轢を生むのは当然だろう。。。
母の対人スキルがこうなってしまった原因は、前にも触れた通り幼いころから劣等感を感じながら育ってきたからだと思います。
だから母は自分が周りを傷つけていても、自分が被害者だと思っている、いつも誰かを責めている。
そんな母も信仰するようになって健康的なマインドに変わっていくかと思ったが、、、
何かトラブルがあっても神様からの試練だと捉えるようになってしまった。
それからもっと悲観的になっていった。
今考えれば、当時の母はアダルトチルドレンを爆発させていた年頃だったかもしれない。
次回、反面教師と思っていた母と同じ過ちをしてしまったぐちまる。
そこから得た大きな後悔と学びについて書いていこうと思います。
つづく