こんにちは、ぐちまるです🐤
今回は中学校の頃のお話です。
小学生の頃ちびっこヤンキーを目指していたぐちまるでしたが、中学へ進級する直前に怖い先輩から目をつけられていると耳にし、光の速さでヤンキー道から外れることに(笑)
愛情を知らない小学生の頃、それに似た“何か”を強く求めていた。
家にはモンスターがいる。外の世界でその“何か”を探すしかない。
その“何か”はいわゆる承認欲求だったと思います。
小学生の頃の承認欲求は、
「一目置かれる(恐れられる)」
進級する頃には姉の影響もあり、ヘアメイクやおしゃれや音楽に興味を持ち始めた。
中学生になる頃の承認欲求は、
「一目置かれる(目立つ)」
へ変化したように思います。
ヤンキー路線から離脱し、2軍女子グループに属していたぐちまる。
この頃の情報源と言えば雑誌!毎月ティーン向けの雑誌(ピチレモンだったかな?)を買って、それを参考に100均の化粧品や姉のお下がりのコスメなどを使ってメイクをしたり、ピアスをつけたり、眉毛を整えたりお金がかからない範囲でおしゃれを楽しみはじめました。
当時は浜崎あゆみや安室奈美恵、鈴木亜美、モーニング娘が全盛期!
地元で人気のおしゃれな美容室に行って当時のアイドルたちが全員していたウルフカットにしてもらったり、ブリーチ材が入ったヘアスプレーを使って、校則に引っかからないよう徐々に髪色を明るくしていった。(パルティのやつ、分かる人いるかなぁ?)
徐々に見た目は派手になっていったけど、友達たちとくだらない事で爆笑したり、恋愛の話や流行の話をしたり、人のうわさ話に夢中になったりと中身はすごく中学生らしかった。
この頃の母はというと新興宗教にハマっていた時期だった。
はじめの頃は毎日機嫌の良いまま帰ってきていましたが、徐々に機嫌を悪くして帰ってくる日が増えていきました。組織内での人間関係や出費の問題などが出てきた頃だとおもいます。
この頃は家に帰ってくる母のスクーターの音が聞こえると「あぁ、、、またモンスターが帰ってきた。。。」とお腹の上のあたりがズドーンと重くなる感じがしていた。スクーターのエンジンを切った後に母の深いため息が聞こえる、そんな日は一段と機嫌が悪い。。。なーんでも起爆剤になる。いつ爆発するのかとびくびくしていた。もはや自宅は安心できる場所ではなかった。
この頃からなるべく家にいたくなくて友達の家に泊まりにいったり、友達と公園で夜通し遊んだりするようになり、消化できないストレスや埋まらない何かを埋めるように、仲のいい親友に依存していった。
そしてもっと親友から何かを得たくて、彼女の注目や時間を独占するような“相手の都合を考えない横暴な振る舞い”をするようになっていった。
うん、まさにジャイアンだった。
毎日毎日彼女と過ごしたくてしつこく遊びに誘うようになり、思い通りにならないと肩を叩いたりするよう事もあった。。。当時は「なんでやねん」大阪特有のツッコミのつもりで相手の肩をはたいていたつもりだったんだけど、今振り返ると思い通りにならない憤りをぶつけた暴力だったと思います。
そうこうしていると、親友はぐちまるから距離をとるようになりました。
彼女はぐちまるの誘いを毎回理由をつけて断るようになったのです。
そしてある日、その日もぐちまるの誘いを断った親友が別の友人と遊んでいるのを目撃してしまったのです。
え、どうして・・・?今日は塾って言ってたのに。。。
その時のぐちまるは初めての感情を味わった。
心にぽっかり穴が開いたような喪失感と悲しみでした。
始めこそ「嘘つかれた!」と怒りが湧いたものの、それよりも「どうして彼女は私から離れるの?」とショックの方が深かった。
それから大好きだった親友がどうしてそうなってしまったんだろう?何が彼女をそうさせたんだろう?という考えが頭から離れず、数日家に籠って抜け殻のようになってしまった。
そして考え抜いた答えは、それまでのぐちまるの振る舞いがそうさせたんだってことに気が付くことができたのです。
うわ、母と同じだ、、、
そう気づいた時、心の底からうんざりするほどの嫌悪感を自分に感じた。
小学生の頃に「絶対こんな大人にはならない」って心に誓ったのに。。。
毎日爆弾と過ごす緊張感と怖さを知っていたのに、
あぁ、彼女にも同じ気持ちを味合わせてしまったんだ。。。
親友に母とは違うんだって証明したかったけど、彼女は相変わらず私を避け続けた。
そうだよね、、、。もぉ私と関わりたくないよね。
ぐちまるも身を引き、それ以来彼女とは疎遠になった。
誰にも他人を傷つける権利はない。
誰にも他人を独占する権利はない。
ましてや家族でもない他人様にそんな事しちゃいけない。
中学の頃はここまでの考えにしかたどり着かなかったが、十分だったと思う。
こんな基本的な道徳も、近くにいた大人から学ぶことができなかったんだ。
この時にこれを学ぶことができて良かった。
その後のぐちまるの振る舞いは大きく変わっていった。
相手の気持ちを考えて行動するようになった。
“寂しい、悲しい、苦しい、怖い”などの負の感情は今まで自分が味わってきたから、それを相手から察知するのは得意だったのです。
高校生になるころには周りに「ぐちまるは癒し系だね~」と言われるほどになっていた🐤
子供時代のエピソードも間もなく終了!
次回は自立に向けて爆走する高校時代について書いてみます。
お楽しみに。
つづく