安息の3年半 ♯20

AC候補生(20代)

こんにちは、ぐちまるです🐤

前回、大手に就職できたのもつかの間、爆速でまた転職活動をするハメになったぐちまる。。。

しかし捨てる神あれば拾う神あり!

いいタイミングで仕事のお誘いがあり、なんと表参道に一棟ビルを構える当時業界3番手の大手企業へ就職することができました✨

このときぐちまる26歳。

次の会社は創業60年の老舗会社で、年配の社員も多く当時のぐちまるは圧倒的若手でした✨

受け入れ部署では、ExcelのスキルとWEBデザインの知識、若さとスピード感、実行力を持つぐちまるを「すごいエリートが入社してきたぞ!」と受け入れてもらえたのです。(笑)

Excelの関数をお披露目しただけで「すごい!」と褒められ、おかげさまで入社後しばらくはホクホクしながら働けました✌

母体の大きな会社だったからか(?)赤字事業でも存続ができている、それでいて社員の焦ってもいない様子。年齢層が高い事もあり社員同士の競争などもないし、とっても落ち着いた方ばかりでかなり平和な環境でした。

以前のブラック企業で「労働=会社に利益をもたらす」が染み付いていたぐちまるにとっては“赤字”に違和感を覚えずにはいられなかったのだが、今までのような重いプレッシャーを感じる事もなく、ただぬるま湯につかったような状況が心地よくもあった。

毎日仲のいい同僚と「ランチ何食べる~?」と表参道を闊歩し「あぁ~わたし今きらきらしてる~めっちゃOLやってる~」と噛み締めながら、夢見ていた“都会のきらきらOL”を満喫できるようになった✨

とは言えやる事はやるぐちまる!

事業部全体の赤字をカバーするほどではなかったものの、ぐちまるの担当に関しては利益を出すことができていた!

また、事業部全体の状況を分析したうえで赤字圧縮案を提案していった。その甲斐もあり赤字額の圧縮に貢献する事もできました。

黒字化まで良化させることはできなかったけど、何かしら貢献できたことが嬉しかった✨

この頃は公私ともに多少の悩みはあったものの、今振り返ると人生を通しても一番安定していた時期だったと思います✨

そして3年が経った頃、あの未曾有の事態が世界を襲いました。。。

そう、、、新型コロナウィルスの襲来です💦(つд⊂)エーン

不要不急の外出禁止。マーケットは閑散とし今までにないほど消費は落ち込んだ。

うちの会社も例外なくその煽りを受けることに。。。

事業縮小のため赤字部署や利益率の低い部署からどんどん閉鎖が決まっていく。。。

この頃は毎日状況が悪化していき、社内のいたるところで

「あの部署の閉鎖が決まったらしい。。。」

「希望退職300人募るらしいよ、条件は~」

明日は我が身と言った感じで、社員達がビクビクとした様子で噂話をしていました。

そうこうしているうちにぐちまるのいた部署も閉鎖が決まりました。

在籍社員は無条件で希望退職の対象に。。。

最終的にグループ会社全体で1000人の希望退職者の募集となりました。

まだ若手であったぐちまるはかろうじて違うポジションの提案をしてもらえたものの、

理想的な部署ではなかったこと、

希望退職者への手厚いサポートがあったこと、

新しい業界へ挑戦したい気持ち、

いろいろと悩んだ結果、“ぬるま湯から脱出する良い機会かもしれない!”とポジティブに受け止めて希望退職に同意することに!

この決断が間違っていたんだ。。。すん😢

理想的な部署じゃなかったとしても、甘んじて受け入れればよかったんだ。

ぬるま湯のままで良かったんだ。

お気楽にキラキラOLを続けていればよかったんだ。

ぐちまるはその後またしても転職難民と化し、30代を目前にますます“生きづらさ”を拗らせていく事になります。。。

この会社ではすごく平穏に過ごせていたのに、なぜ自らわざわざ挑戦の道を選んでしまったんだろう?

それまでハードな人生を生き抜いてきたからなのか?

幼いころから平穏に過ごすことを許されなかったからなのか?

「平穏な環境=ぬるま湯」とネガティブな変換が起きてしまったんだと思う。

母の機嫌を伺いながら生きてきたから、母の不満のはけ口を一手に担っていたから、大人になった今も問題の解決を引き受けなきゃいけない、それこそが自分の存在意義なんだと感じている。。。

だからぬるま湯でぬくぬくやっている事にどこか罪悪感を感じていたんだ。

すでにこじらせてますね~(笑)

さて次回からはぐちまるの崩壊劇が始まっていきます。(笑)

お楽しみに!

つづく。

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